三尾 雄三 初段(岐阜 太田道場)
〜2010年12月12日取得〜

この度は昇段審査を受審するにあたり、太田先生、道場のみなさん、誠にありがとうございました。
17年前の20歳の時、他流派で空手を始めましたが、そこの道場では物足りなく、23歳になって他の空手同好会の稽古に参加した時に、長谷川道場で指導員をされていた人と知り合いになりました。
その人と組手をしましたが、まるで歯が立たず、何をされたのか分からないまま軽くKOされました。自分の身長は180cmで体格に恵まれていますが、その人は小柄で自分との体格差はかなり有りました。
 それから極真空手に強い憧れを持つようになり、24歳で極真会館に入門しました。
やはり御指導してくださる太田先生や他の黒帯の先輩は圧倒的に強く自分も「がんばって黒帯になりたい」と思い道場に通っていましたが、30歳を過ぎたあたりから仕事の忙しさを言い訳とし稽古から遠ざかる様になって、太田先生を何度も失望させた事もあったと思います。
 それでも太田先生は自分を見捨てず叱ってくれました。
そのおかげで空手を続けることが出来たのだと思います。
 審査当日、緊張したせいで体がフワフワして何をするにも疲れました。特に型では息がきれ、その後の補強はいっぱいイッパイでした。
10人組手の相手をしてくれた人の中には入門当時幼年部だった夏生と将太もいて、その2人が後に自分の10人組手の相手となるとは・・・とても強かったです。
10人組手では5人目以降は立っているので精一杯で意識も朦朧としていましたが、道場生みんなの応援はよく聞こえました。おかげで格好が悪くても最後まで立っていられました。
 黒帯をしめられることになりましたが、自分はまだまだ未熟なので初心に帰り太田先生や他の黒帯の先輩たちに少しでも近づけるよう今まで以上に精進していきます。
 入門してから現在に至るまで自分に稽古をつけてくださいました太田先生、道場の皆様、10人組手の相手をしてくれた方々に改めて心から御礼を言いたいです。一生の思い出に残る良い経験ができました。
 本当にありがとうございました。


押 忍